海となかまと音楽と、、、そして、知的パラダイムシフトのために・・・


by i-coast

カテゴリ:town( 15 )

幕張の街と春風・・・

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(写真はCafe roomさんより)



バブル真っ盛りの頃。

職場(旅行会社)の朝礼では課長からこんなコメントがあった。
「先週、房総半島全域をリゾート半島とする計画が発表された。 自治体が海外の姉妹都市を含め行政視察する可能性が高い。テクニカルビジット(専門家の先行視察)の企画をそれぞれの自治体にぶつけること。」

そうか、自分もとりあえず千葉県生まれの千葉県育ち。身近な房総半島が魅力的なリゾートになるなんて楽しみ。

デスクの電話が鳴った。隣の支店の同期、リュウからだ。

「今日は落ち着いてるんで、海岸駅の近くのマリピン(地元出身のキムタクも使うショッピングセンターの略称)の立体でない方の駐車場で待ち合わせない?」

営業範囲が重複しているリュウ。
一見、サボってるとも見える、奴とのランチは、飛び込み先調整や支店に同期のいない自分にとってお互いの士気を高めるいい機会だった。

「いいね。春のビーチも見れるし、幕張メッセも完成間近でいつ行ってもいろんな建物が新しくできてて楽しみだね。」

そして マリピン近くのファミレスで1時間のランチ。海が近いせいか、春がいつもより感じられる。

そして、手分けして、海岸地区や幕張地区の企業の飛び込み。

「今度の春分の日には彼女を連れて房総半島でもまわろうかな」
意図せず、口をついた。

「いいねえ。」とリュウが返してくれた。

日本の経済が世界一好調で、本気で房総半島が世界的な一大リゾートになると信じていたあの頃。

その週末、菜の花を見ながらこんな曲で春風と半島をドライブした。
Everything but the girl "The language of life"


・・・そして10年近く経ち。リュウと待ち合わせたパーキングは自宅のあるマンションになった。

そして、20年を経て房総半島を一緒にイベントで盛り上げてくれる仲間と出会った。
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by i-coast | 2012-03-21 02:32 | town

夏休み前

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今年は もう梅雨明け。
梅雨入りも早かったので仕方ないか。色々大変だが、夏が長いこともポジティブに考えてみよう。
梅雨時に合うAORの話をもっとしたかった。また、折を見て。
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大学1年の夏。

ドミトリーというか、学生会館の仲間と平日は夜な夜な、週末は日中、湘南ドライブを繰り返していた春。
そこに住む40名超の同学年代男女が好き好きにやっていたので、かかわり方もハンパではない。
朝起きてから、深夜まで、お互いの部屋を訪問したり、ドライブしたり。
今となってはそんな日も増えたが、睡眠時間3時間で頭もハッキリせず大学に行った日も多かった。
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そして、前期試験に突入。
週末は千葉の実家に帰って行った。夏休みももうすぐ。

「今年の夏は、実家の近くで教習所に通って、お盆は桐生にあるモギ君の実家の店を手伝って、
テツ君の車で6月に合コンで知り合ったリコたちと湘南の海に行って、2度のサークルの夏合宿に行って...」

はじめて迎える大学生の夏も、多忙だった。

毎週末実家に戻る荷物も多く、津田沼からは自宅の近くまで行くバスに乗って帰って行った。
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旧市街から再開発が進み仮囲いが増えた津田沼駅前。バスを待ちながら心地よい風を感じていた。
夏休み前。

大学の購買で中古セールで買った2枚から。

Robbie Dupree "It's a feeling"



Greg Philinganes "Girl Talk"


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by i-coast | 2011-07-10 09:33 | town

Orange County から春へ

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とある2月のある日。

2ヶ月ぶりのLos Angelesにいた。
舞浜の某ホテルの面々と、Anaheimの2度目の視察であった。
12月のAnaheimのDisneyland Hotelは人も少なく、ゆったりとした視察であった。
しかし、状況は変わった。

湾岸戦争の勃発によって入国審査や搭乗に倍以上の時間がかかるようになった。

そして、ようやくたどり着いたLAX。
空港では、偶然ながら同じクーリエ 佐知子さんが出迎えた。

Anaheimのヒルトンは宴会場の視察以外困難なほど込み合っていた。

12月の視察では、オフの日に予約支配人とLa JollaやSan Diego, メキシコのTijuanaまで足を延ばした。

湾岸戦争が始まり、入国審査はさらに厳しくなったので、同行した料飲支配人と
他のスタッフとで 同じOrange Countyの South Coast Plazaまで向かった。
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「ショッピングセンターまで無料送迎してくれないんですかねえ。」

高速バスで20分。Santa Ana Freewayで向かったショッピングセンターは、センターだけで1つの市を
構成している。

2月のLAは日本の初夏を先取りしているような気分だ。
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宿泊したAnaheim近くのGarden Groveのホテルも回りになにもないが、ガラス張りのラウンジと
レストランが春気分をたかめてくれる。

モールのRadio Shackで買ったAngela Bofillのテープを聴きながら東京に戻った。
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アルバムの後半は日差しに春の到来を感じる2月の日本のよう。
夜道を歩いていても、春が近い1月末から2月はなんとなく春の日差しを思い浮かべて
足取りも軽い。

こんな、天気の夜。 歩いてみよう。

Angela Bofill "Rainbow inside my heart"


りりイ「オレンジ村から春へ」(1976年春資生堂キャンペーンCMソング)

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by i-coast | 2011-02-17 02:00 | town

Azul

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関東でも雪の降った3連休の最終日、東京湾はとてつもない、青い空の朝だった。
それは、千葉のベイエリアから都内西部までつづく、青い空のもとの移動。

前夜の賑やかなスタジオ演奏から一転、午睡のようなピアノとこんな日の空のような歌声をイメージした音楽。

街は、コートなしでも歩ける午後だった。

Bebel Gilberto "Azul"


春はもうすぐ。

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by i-coast | 2011-02-13 21:55 | town

冬至

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中学1年の冬は部活で毎日が遅かった。
団地に囲まれたテニスコートは暗くなるのが早い。

その後は学校の敷地10周、7キロの毎日だった。

歳の離れた兄は冬になるとLPを沢山友人から借りてきた。

その年はなぜかhi-fi-set。

前年は石川セリだった。大学も4年になると大人な音楽を聴くんだな、と思った。

自分は友人から借りたRingo Starrのテープとあわせ、兄の借りてきたLPを
遅くまで聴きながら冬休みを迎えた。




Ringo Starr & Steve Gadd "It's no secret" 




Hi-fi-set "スカイレストラン"

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by i-coast | 2010-12-23 19:05 | town

聖橋

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11月3日。

その年、新婚の兄夫婦と待ち合わせた。
御茶ノ水駅、聖橋口。

兄が家から出て、さびしい秋になると思っていた。

自分と聖橋口に一緒に出たのは、シノブだった。

兄は、ティールームや、珈琲店などに連れて行ってくれた。

木枯らしが吹くような季節。

ラジオでは新曲、John LennonのStarging Overが流れていた。

その日はどこに行ったのか他は覚えていない。

その日レコードショップで買った
Santanaの Borbolettaを家で聴いた。

眩しい午後だった。 

そして、今は聖橋口は毎日の下車ルートだ。

Santana "One with the Sun"



John Lennon "Starting Over"

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by i-coast | 2010-11-05 00:49 | town

Room335

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その晩、三鷹台にいた。
短大の横にある小さな楽器屋で楽器の引き取りだったのだ。

「そうだ、あいつを呼ぼう」

出がけに高井戸に住む大学時代の友人を呼びだした。

三鷹台の駅の前の少し歩いていると、大学生を談笑し 名刺交換をしている女性。
「あれ、何やってんの?」
「いや、早く着いちゃって、うろうろしていたら大学生のカップルが親切に町の案内をしてくれたんだよ」
あの子たち、こういう出会いも刺激なんて言っていたけど二人ともいい感じだわ」

何とも変わった再会。その手にはカーペットとパイプ椅子。

「うちは、ついに別居よ。都心の新居に道具を置きに行くので付き合ってくれる??」
「え、もう夜の11時だよ・・」

納車して500キロを走った車で赤坂に向かった。

15分あまりで着いた。
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Room 335
「へえー、ミュージシャンにとって 恐れ多いルームナンバーだね」
「え?何それ?」

家具ひとつ入っていない部屋で採寸をしていた友人。
窓を開けると、ミッドタウンの屋上が見える。
9月末にしては、温かい夜風。

バルコニーに出て、少しまどろんでいた。

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・・・・・大学時代、よくクラスメートのヒデと、友人のバイト仲間だったショーコと よく
その友人宅で 鍋パーティーで朝まで飲んでいた。
終電なくして、何度も世話になった。 親友とはいえ、男なのに世話になって悪かったな・・・

・・・・・
「今度残業とかで終電なくしたら、泊めてやってもいいよ。でも、部屋は完全に隣のここのクローゼットの横だからね」
遠くで声がした。

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支度は整ったようだ。 また、その友人の実家近くまで送る。

夜の甲州街道  並木のあたりで店に入る。
「まあ、あれこれ悩んだんだから、もうこれからは自由だよ。 なんかあったら相談してこい」
「あなた、別居するってことが、わかってるの? 大変なんだから・・・」

でも、以前よりずいぶんいい表情になった。

そして、1時を回り、並木の下で別れた。
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大学時代の9月、皆で泊まりに行った 彼女の家で、明け方かかった大ヒット作。
アルバム最後の、異色な ムードたっぷりの曲。 Rod Temperton作。Quincy Jones制作。

Michael Jackson "The Lady In My Life"

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by i-coast | 2010-10-01 03:10 | town

Lights

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青いランプのカフェバーにいた。

「今日は暑かった、でも明日から本格的な秋になるらしい」

通りを見下ろす小部屋は、休日前のバーの喧騒が嘘のよう。

iphoneのスピーカーからはAORが流れてくる。
この店からいろいろな音楽を教えてもらった。
そして、この店で憧れのアーチストの来日歓迎パーティーも開いた。

同じリスナー仲間と 夜の街を見ながら 尽きない話

Carlsbergのネオンが彩る 真夜中の静かな部屋。

暑い季節は長い、でも季節の変わり目は一瞬。
でもこの景色、この話、この音楽、この雰囲気
一瞬が続いてくれたらと、ふと思った。


長く暑い夏が、秋に変わった。


Dave Grusin "City Lights"


Jim Photoglo "The will of the wind"

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by i-coast | 2010-09-24 02:37 | town

New Music

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小学生の頃。

ある、初秋の日にアイドル好きだった10歳上の兄が、
突然大人びた音楽を聴くようになった。

彼女ができたらしい。

家に帰るなりレコードをかけた。

「これ、ニューミュージックっていうジャンルらしい。なんとなくシティ(都会)な雰囲気だよね?」

マセていたとは言え、小学生にはわかるはずもなかった。
しかし、あの音はずっと記憶している。


 ジャケットにあったミュージシャンクレジット
   
 ピアノ:松任谷正隆
 ドラム:村上秀一
 パーカッション:斉藤ノブ
 コーラス:Sugar Babe(山下達郎、大貫妙子、村松邦男
 ベース:後藤次利
 ギター:伊藤銀二          

将来のマエストロ達の競演だった。


石川セリ「朝焼けが消える前に~霧の桟橋 」



石川セリ 「Sexy」

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by i-coast | 2010-09-23 09:54 | town

夜風とマリブの海

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ふと外を見ると夜空と海の境目がわからない。

「あの遠くの光はSanta Catalina島だと思う」
ポルトガル語訛りのルームメート、サンパウロからやって来たFranciscoが言った。

「あの、光がたくさん見えてるのがLA空港だね。なんだか、夜の海を見るとこの曲を聴きたくなる。」

Malibuの丘の高台にある、とある家。 これが我々がルームシェアしていた家なのだ。

もう一人のルームメイト、英は walkmanと小型スピーカーをつないだ。

松岡直也。
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「この、最後の波とエレピの部分、雰囲気よくない???」

「ちょっとわざとらしすぎだよ。9月の風なんて、LAはこれから春だよ!」

そんな会話をしていると、階段の下からMarionの声がした。 "Dinner!!!!"
松岡直也 "9月の風”


松岡直也 "seasos of love"

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by i-coast | 2010-09-08 23:15 | town