海となかまと音楽と、、、そして、知的パラダイムシフトのために・・・


by i-coast

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9月15日

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まだ幼稚園に入るくらいの頃だ。

父が工場の人事で東京から転勤になり栃木の山の奥で暮らしていた。

母と兄とに連れられ、街に出ようとしていた。

しかし、タクシーの中、体調が悪くなり、引き返した。

戻った家の近くは、夕方。
しかし、夕映えでもなく、ただ、青の世界。
山も、空も広場も、水田も みな 青。

夕暮れでない、青い夕。
何か、魔法に包まれて 思い通りに終えることのできない1日を引きずっているようだった。

++++++
そんな情景を鮮明に思い出させる曲に高校時代、出会った。

9月15日。
酒と薬におぼれ、治療もせず51歳という短い生涯を終えたBill Evans.

そんな日を前に また思い出してみたい。 幼少のころ。



Pat Metheny " September 15th"


Bill Evans & Toots Thilemans "This is all I ask"

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by i-coast | 2010-09-14 01:12 | nature

Storyteller


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StorytellerといわれるRupert Holmesの1979年の秋のヒット。

"Him"は夏の終わりの秋風をが吹くようなスキャットで6位までヒット。
"Escape"は Storytellerの本領発揮で1位に。


Escape <<試訳>>


僕は彼女に飽きていた。 一緒にいすぎた。
好きなレコードが擦り切れたみたいな生活だった。

彼女が寝ている間に
ベッドで新聞のフレンド募集の記事を見ていた

「もし貴方がpina coladaや雨に打たれるのが好きで
ヨガは関心なく、教養はある方で
真夜中の岬の砂丘で愛し合うのが好きだったら、
連絡ください。一緒にどこかに行きましょう。」


ずるいとは思うが、彼女のことは頭になかった。
二人ともマンネリになってたんだ。
だから、記事に自分のことを書いた返事した。
誰に気持ちを伝えてもいいだろう、だから自分は悪人じゃない

「pina coladaの好きな男性です。雨に打たれることも好き。
 ヘルスフードは好きではなくシャンペーンが好き。
 明日の昼にO'Malleyというバーで会えますか?
 しがらみを忘れて どこかに行く話がしたい」


とても楽しみだった。そして、その女性が。
微笑んでいたような その顔に見覚えが。
彼女だ。
彼女も「貴方ね」
二人して笑った。「俺、知らなかったよ
君がpina coladaが好きで 雨に打たれるのが好きで
海の感じとかシャンペーンの味とか、岬の砂丘で真夜中に愛し合うのが
好きだなんて」

「だったら、君が理想の人だ。一緒にどこかに行こう」

Rupert Holmes"Escape"




Rupert Holmes "Him"

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by i-coast | 2010-09-12 13:48 | music

Summer, Rivisited

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台風が運んできた秋。

ようやく秋の虫たちも・・・・・

しかし、それもつかの間。今年は、9月中は夏なんだそう。

++++++++++++++++++++++++++++++++
とある夏、上司が思い切ってマンションを購入した。
バブル真っ盛り、「今の年齢を過ぎたら買えなくなると思って」

社宅に手伝いに行った。
なにも荷造りしていなかった。

「君たちが箱詰めもするんだよ」

「え???」

上司の引っ越手伝いは、サラリーマンだからではない。
海外出張の時も、添乗の時も、早朝から家まで迎えに来てくれ
成田空港まで送ってくれた近所の上司。
お返しがしたかった・・・・・


荷造りが終わったが、荷物は手配したトラックに載らなかった。
中学生になる上司の娘さんがじっとトラックを見つめている。
自分ともう一人、後輩の車に荷物と娘さんが載って
移動準備完了した。

後輩の車はエンジンをかけると「波の数だけ抱きしめて」がかかった。

晩夏の引っ越し。 夏が終わったようだった。


高中正義 "Nagisa 91"


"Saudade"

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by i-coast | 2010-09-10 23:54 | nature

夜風とマリブの海

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ふと外を見ると夜空と海の境目がわからない。

「あの遠くの光はSanta Catalina島だと思う」
ポルトガル語訛りのルームメート、サンパウロからやって来たFranciscoが言った。

「あの、光がたくさん見えてるのがLA空港だね。なんだか、夜の海を見るとこの曲を聴きたくなる。」

Malibuの丘の高台にある、とある家。 これが我々がルームシェアしていた家なのだ。

もう一人のルームメイト、英は walkmanと小型スピーカーをつないだ。

松岡直也。
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「この、最後の波とエレピの部分、雰囲気よくない???」

「ちょっとわざとらしすぎだよ。9月の風なんて、LAはこれから春だよ!」

そんな会話をしていると、階段の下からMarionの声がした。 "Dinner!!!!"
松岡直也 "9月の風”


松岡直也 "seasos of love"

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by i-coast | 2010-09-08 23:15 | town

読者?

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9月といっても、大学生はまだ夏休み。

まだ暑い9月の昼にサークルの召集がかかった。

「広告研究会のコバから、撮影があるって」

そういえば、前年の合宿写真は、サーフィンやってないのにfineに載った。

「今度はCanCamだって!」

キャンパスに集合。
適当にサマーセーターを着て、巾着みたいな袋で写った。

出てみると、まあ、こんなもんか。 一緒に写った女性はサークル外。
名前を聴く間もなかった。

「女性メンバーはいいけど、オレたち、読者って書いてるけど、ありえない」

そんなこんなで、お気楽な新学期に突入していくのだった。


バイトと、お気楽学生生活。  
流行りのエレクトロを追いかけたような Michael Franksの歌声になんだか嘲笑されているようだった。

Michael Franks " Don't be Shy"



Michael Franks "Let me count the ways"


Michael Franks "Read My Lips"

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by i-coast | 2010-09-08 01:10 | people

中央線

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初秋の夕方、仕事が終わり中央線に乗った。
吉祥寺の店に向かったのだ。

荻窪あたりから夕暮れになる。

「私、一人暮らししたくて。」とバンドのヴォーカルの女性。
「実家って、気を遣うし、柏とか東京に出にくいでしょ。荻窪がいいかなって」

「ふーん。大人の街だね。夕暮れ時がいいかも.」

こうして、彼女の一人暮らしは始まった。

そして、彼女の会社は買収され、転職してバンドを断念した。
彼女から送ってきたデモテープを思い出す。カラオケボックスで録音したカセット。
自称 夜系の 少し鼻にかかった声。 嶋野百恵のカバー。


電車は荻窪を過ぎた。

環八をは走る車は赤と黄色の川になる。  初秋の夕方。



古内東子 "10%"


フツウのこと



嶋野百恵 "Hot Glamour (Original Flava)"

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by i-coast | 2010-09-07 01:48 | town

Careless

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その年の夏は暑かった。
しかし、秋も早かった。

9月に入るとまったく違う空気が降りてきたようだ。

I want youを聞かせてくれたbassの相方の家に向けて環七で車を走らせていた。

窓を開けると、前の週とは違う夜風。 真夏の国を発って、秋の国に来たよう。
晩夏のSydneyから初秋のAucklandに行ったことを思い出しした。

車の中にはStephen Bishopの78年のCarelessが入っていた。

同じ時期に旅行会社を一緒に辞めた、同期が、暑い夏の夜、飲んだ後に泊めてくれた時に
未明、かけていたCDだった。
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そういえば旅行会社時代は、ともかく忙しかったので以前のように音楽をじっくり聴くことも
できなかったっけ・・・・

車は環七から江北陸橋を曲がり扇大橋にさしかかっていた。


Stephen Bishop "Careless"


Stephen Bishop "One More Night"


Stephe Bishop "Never Letting Go"

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by i-coast | 2010-09-06 06:43 | music

桃源郷

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という名前のミュージカル映画があった。
xanadu.

由来はモンゴルの上都(shandu)からだそう。

その後、場所に関係なく理想郷を指すようになった。

老朽化したクラブを桃源郷を目指して再建する、そんなストーリーを
ELOやCliff Richard, Gene KellyなどとともにOlivia Newton Johnが彩った。

音楽的に映画的にも成功したGreeseからの期待のかかる次作であった。

映画的にはどうであったか・・
音楽的には1980年の初秋のシーンをにぎわせた名曲を排出した作品であったと思う。



Olivia Newto John & Cliff Richard "Suddenly"


Olivia Newton John "Magic"

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by i-coast | 2010-09-04 15:55 | concepts

Easy Street

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           (LeRoy Neiman "Left Bank Cafe")
夏の終わりのスイスの山めぐりが終わって訪れたジュネーブ。

一週間前に訪れたZurichは夏の日差しだったが、8月最後のジュネーブの街は
秋の雰囲気に様変わりしていた。

MatterhornのあるZermatt駅までの登山鉄道をVispまで戻り、Brigでジュネーブまでの
街道に合流。

Sierreいう小さな町の川を境に、道路標識も広告もドイツ語からフランス語に変わる。
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そして、山頂に岩山がのぞくSion, Montreaux, 従姉妹の住むLausanne、、そしてChillonと
車は進む。
車の中ではガイドとジュネーブの話をする。
「え?keikoさん?独特の化粧でパイプオルガンを世界中で演奏する日系スイス人ですね??」
「実は、keikoは年のかなり上の従妹なんです」
「え!!!!」
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看板がフランス語になっただけで Isabelleの音楽が頭に浮かぶ。

そして、眩しい午後のLeman湖と夕刻のジュネーブへ。
そして LeRoy Neimanの描いた世界へ・・・・


Isabelle Antena "Easy Street"


Isabelle Antena "Le PoissonDes Mers Du Sud (南の海の魚)"

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by i-coast | 2010-09-02 22:29 | music